薬で治す歯周病 内科的歯周病治療
歯周病が薬で治ると聞いて驚かれる方が多いと思います。歯周病治療は、歯磨き指導と歯石を除去したりする治療がどの歯科医院でもされている基本的治療です。それでもなかなか歯肉の炎症がとれず歯肉の腫れや出血・口臭で悩まれる方が大勢います。歯周病は、薬を用いて丁寧に歯磨きし、歯周病菌の激減を導く抗生物質の服用等で短期の改善が可能となり、1~2週間ほどで効果を体験できます。
歯に付着するプラーク(歯垢)には、とんでもない数の細菌(1mgの中に1億個の細菌)がいます。
その種類は約300~400種類で、特に歯周病原因菌のほとんどは嫌気性菌といい、酸素の無いところで増える菌です。歯周ポケットが深いと酸素が少ないので、そこが歯周病原因菌のすみかとなり増殖します。
抗生物質等でこの菌を減らす事ができます。位相差顕微鏡で観察すると、この抗生物質を3日間服用後、トレポネーマ菌は数日で無くなります。位相差顕微鏡で菌が激減した事を確認できます。
まずは、ここまできて初めて、健康へのスタートラインに立ったといえます
歯周病治療は、歯石をとったり歯グキの手術だけでは治りません。かみ合わせの調整(歯を削って行います)や噛む力のコントロール(削ってかぶせてつなぐ等)が必要で、できれば、入れ歯のようにかむと沈んで歯グキに食い込むようなものより、かんでも沈下を起こさないインプラントの方が優れています。
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